初版発売日 1991/11/28 Disk 1 1 From The Hell (Opening) 2 難破船 3 二人静 4 Live Talk 1 5 DESIRE−情熱− 6 La Boheme (ラ・ホ゛エーム） 7 十戒（1984） 8 飾りじゃないのよ涙は 9 TATTOO 10 SINGER (Sax solo) 11 CLOSE YOUR EYES 12 Live Talk 2 13 LIAR 14 乱火 15 雨が降ってた 16 Live Talk 1 (No cut version) 17 Live Talk 2 (No cut version) Disk 2 1 MY POSITION 2 SOFT TOUCH 3 THE LOOK THAT KILLS 4 NO MORE 5 DEAR FRIEND 6 CARIBBEAN 7 アサイラム 8 サザン・ウィンド 9 Live Talk 3 10 目をとじて小旅行 11 スローモーション 12 セカンド・ラブ 13 北ウィング 14 ミ・アモーレ 15 Live Talk 4 16 水に挿した花 17 忘れて…… 18 Live Talk 3 (No cut version) 19 Live Talk 4 (No cut version) 前のページへ　↑ No. 0002 ■ ama ■ [ 2005年01月24日(月) 00:34 ] 「Listen　to　me」その２ 「26だよ！26!!　あっという間だね･･･」のMC2のトークは、10分以上もの長いものになっているが、このライブの中でも一番、色々なことについての自分の思いを赤裸々に語っていて大変興味深い。 26歳という年齢についての意識（だいぶ歳をとってしまったと思っている？）、歌を歌っているときとトークのときのギャップが凄い？、ライブトークをしているときの心理状態（ファンは私を好きで来てくれてると思っているから、つい甘えてしまう）、明菜ランドをやっているころのコンサートの形態（観客とのふれあい）が好きなこと、個人的にはシングルよりもアルバムのほうが好きなこと、などなど･･･ 中森明菜の内面の一部に接することの出来る貴重なトークだ。 この内面をさらけ出したようなトークのあとに聴く「LIAR」「乱火」「雨が降ってた･･･」のうるうるバラード3点セットは、また余計に心に染みてくるのである。彼女の歌うバラードは魂が宿っていて聴いている者まで感情移入させてしまう、そんな力をもっているのではないだろうか。 「Dear　Friend」の溌剌としたイントロではじまるコーナーでは、これもまたDVDにはない「アサイラム」が新鮮だ。高音が出ているので、当時のまま曲の持つ雰囲気がよく表現されている。これもめったにライブで聴ける曲ではないので、たいへん貴重な一品である。そしてコーナー最後の「サザン・ウインド」のイントロが始まったときの観客のどよめき＆歓声がなんか嬉しくなる。「サザン・ウインド」、やはり高音が出ているので当時の雰囲気を損なうことなく曲の魅力を堪能できた。 このCDはとにかく観客の音（声）がほぼそのまま自然に入っているので、会場の雰囲気がまるでその場にいるように伝わってくる。待ちに待ったコンサートということで、観客も気合が入っていて感激と熱気がむんむん伝わってくる。中森明菜もひとつひとつの観客の呼びかけに対して、本当に丁寧に応じているのがよくわかる。中森の歌の調子は完全ではないとしても、客席と一体となって創りあげられていくこのライブは、私の魂をゆすぶるのである。 No. 0001 ■ ama ■ [ 2005年01月23日(日) 01:53 ] 「Listen　to　me」その１ 「Listen　to　me」、幕張メッセライブのDVDを見て感動して以来ずっと手に入れたいと思ってきたCDである。昨年の暮れに同じ明菜ファンの友達に連れて行ってもらった店で、やっと見つけることができた。そのときの嬉しさは、とても言葉では言い表せない。 そしてそのCDから流れ出てきたものは、やはり私を完全に虜にしてしまうものだった。 このCDは、1991年に幕張メッセで行われたスペシャルライブの実況録音盤である。中森明菜の歌以外に、MCトークや観客の声援がつぶさに収められている。画像は無いものの、音質自体はDVD盤より上のように感じる。また音だけだからこそ感じる迫力みたいなものもある。そのときのライブの様子を疑似体験できるくらいの臨場感にあふれている。 DVDの映像をすでに見ていたので、映像を思い浮かべながら流れてくる音に浸るときの一体感（擬似的とはいえ）はまた格別のもので、私は再度そのすばらしいライブに魅せられてしまった。特にこのCDの特筆すべきことは、DVDではカットされている曲目が全曲収録されていることと、MCトークがすべてノーカットで収録されていることで、私のような後発のファンにとっては大変貴重な宝物ともいえる作品である。 このライブは、大変盛りだくさんの構成になっている。私なりに分析すると･･･ �@重厚で情感の濃い曲のコーナー 　・難破船 　・二人静 −ＭＣ１− �Aエネルギッシュでアップテンポな曲のコーナー 　・DESIRE 　・LA　BOHEME 　・十戒 　・飾りじゃないのよ涙は 　・TATTOO �B当時の最新アルバム「CRUISE」よりのコーナー 　・SINGER 　・Close　Your　Eyes −ＭＣ２− 　・LIAR 　・乱火 　・雨が降ってた･･･ �Call　Englishのアルバム「Cross　My　Palm」よりのコーナー 　・My　Position 　・Soft　Touch 　・The　Look　That　Kills 　・No　More �D明るくほんのりいい気分に浸れる曲のコーナー 　・Dear　Friend 　・CARIBBEAN 　・アサイラム 　・サザン・ウインド −ＭＣ３− �E恋する女心を歌った名曲のコーナー 　・目をとじてイクスカーション 　・スローモーション 　・セカンド・ラブ 　・北ウイング 　・ミ・アモーレ −ＭＣ４− �Fアンコール 　・水に挿した花 　・忘れて（ファンへのメッセージ） 待ち焦がれていたファンの期待を背負って、いろいろな設定を用意して少しでもファンに喜んでもらおうとする中森明菜の真摯な思いが感じられる。 難破船･･･曲が進むに連れてだんだん感情がこもってくるようで2番の♪〜この寂しさ知りもしない♪のところは声に気持ちが出ている。 DESIREからはじまるコーナーも、このCDで聴くとかなり声が出ていてさすがの歌唱力を感じさせる。「DESIRE」「LA　BOHEME」も曲の持つ魅力を充分堪能できる。特に当時より少し大人になった明菜の歌唱で歌われる「十戒」には、また格別の味わいがある。またDVDのほうではカットさているが、「みんな一緒にねー！」で始まる「飾り･･･」もしっかりとした歌唱で楽しめる。会場の盛り上がっている様子も良く伝わってくる。 「TATTOO」のあとコーナーの合間に演奏されるサックスのソロ演奏も気に入っているところだ。盛り上がった前のコーナーの余韻に浸りながら、心地よい音色を楽しめるのがうれしい。ソロ演奏の終わりに近づくにつれ次第にベース、ピアノ、パーカッションなどが加わり徐々に雰囲気が盛り上がってくる。そしてピアノの上昇音とともに「SINGER」のイントロに入っていくところの演出が実にすばらしい。聴いていてゾクゾクッとくるほど感動する。 DVDではカットされている「SINGER」と「Close　Your　Eyes」を聴けるのも嬉しい。いい雰囲気を出している。これらの曲は、ライブでこそ歌われるべき曲だと感じる。 「Cross　My　Palm」のコーナーは、DVDではすべてカットされているだけに、このCDで初めてライブの歌唱を聴くことができた。これらの曲もやはりライブの雰囲気が似合う曲だと思う。オリジナルのCDでは、聴く回数もそれほど多くなかったのに、ライブの雰囲気あふれるこのCDで聴いて改めて曲の持つ魅力を再認識できたような気がする。 前のページへ　↑