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momo-さん、バイク新しくなったんですね。
momo-さんに続いて、私もLIAR―
この曲は、難破船以上に名曲と評されることもある。
確かに名曲である。
しかし個人的には、いまだにあまり聴きたくない。
イントロのピアノが不吉な呪文のように聴こえてしまう。
80年代後半、中森明菜は毎週のように歌番組に出演していた。
明菜が出ると、緊張した歌前トーク、歌唱の調子、歌唱後の表情などから、観ている方も緊張し、その時々の明菜の心境をくみ取ろうとした。
というか、明菜の感情に同調してしまったものだ。
（去年の紅白でもそうなりましたが・・・）
本人の真意はわかるはずなどないが、勝手にそのつもりになっていたものである。
応援するから同調してしまうのか、同調するから応援してしまうのかはわからない。
視聴者をそのように歌の世界に引き込んでしまうのは、明菜の凄さであろう。
明菜は、シンガーソングライターではないので、ほとんどの曲は自作ではないのだが、歌に想いを込めて、歌詞以上のものを伝えようとする。
もしかしたら、それは特定の人に向けてられているのかもしれないと思うことさえあった。
声だったり、表情だったり、振りだったり、衣装だったりー。
なので、まるで中森明菜が自分の心情を歌っているかのように聴こえてしまう。
この歌についても、そうなのかもしれないと思ってしまうから辛くていたたまれないのだ。
そこで、私はこの歌の主人公に言いたい。
「そんな男とは、別れなさい」
もう、26年も前の歌である。
2003年のライブビデオを観た。
ピアノの呪文はなかった。
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