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「21世紀への旅立ち 完全版」に収録されていた「カタストロフィーの雨傘」「ありふれた風景」に興味を持って調べていてこのＣＤを見つけた。
本人非公認のバラードベストらしいけれど。
1982年から90年までの、明菜さんのとても若い頃の曲達。
実は初期のアルバムはまだ聞いたことが無く、ある意味とても新鮮に感じてしまう。
ＬＩＡＲやStanding in Blueはだいぶ大人の雰囲気だが、二十歳前の曲は彼女の少女チックというか内省的な側面を強く感じる。
初めに車の中で聴いたときは良さが分からなかった。演奏はドラムや低音はあまりないのでドライブのＢＧＭにはふさわしくような気がする。
ところが、何にも邪魔されず集中できた移動の新幹線で聴いたときには震えが来てしまった。またしても心は、持って行かれた。
愛を歌う、少女から女性へと。
デビュー当時と声質が変わらないよう努力している歌手の方も多いと思うけれど、彼女の場合変わっていくからこそ若いときの良さもまたひときわ感じられるのだと思う。 |
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