作　詞　： 松本 隆 作　曲　： 小室 哲哉 収録アルバムタイトル 初版発売日 Unbalance + Balance 1993/9/22 片想い［Single］ 1994/3/24 Only Woman 1994/5/18 true album akina 95 best 1995/12/6 スーパーベスト 1998/3/4 BEST COLLECTION 1998/10/21 スペシャルベスト 1999/10/20 Parco Theater Live 歌姫 （DVD) 2000/6/16 Felicidad （DVD) 2000/6/16 スーパー バリュー 中森明菜 2001/12/19 Musica Fiesta Tour 2002 （DVD) 2002/12/4 Unbalance + Balance +6 2002/12/4 Akina Nakamori Live Tour 2006 〜The Last Destination〜 (DVD) 2007/1/17 歌姫伝説〜90's BEST〜 2008/2/27 TRUE LIVE (歌姫伝説〜90's BEST〜初回限定盤同梱DVD) 2008/2/27 オールタイム・ベスト　−オリジナル− 2014/8/6 前のページへ　↑ No. 0003 ■ ama ■ [ 2004年02月21日 ] 中森明菜が「愛撫」を歌っているときに常に気になることがある。 それは♪touch　me　touch　me　touch　me　through　the　night♪のthrough　the　nightの発音である。 CDのスタジオ録音版以外のライブやTV出演での音源のほとんどが「〜ストゥーザナイト」と聞こえる。これは気にしだすとやたらと気なってしまうのである。 私は、この現象の理由として３つの可能性を考えた。1番目は、中森さんはthrough　the　nightを正しく歌っているが聞く者にはストゥーザナイトと聞こえる。2番目は、中森さんがストゥーザナイトと発音すべきものと勘違いしている。3番目は、中森さんは、through　the　nightと正しく発音しようとしているのだが結果として正しい音になっていない。 長いこと「愛撫」の七不思議として疑問を感じながら聴いてきたのだが、最近ふとしたことからある仮説を思いついた。 それは、中森さんの「る」を発音するときの癖である。中森さんの歌では、「る」と発音するときに「ドゥ」となってしまうことがかなりあることに気が付いた。「愛撫」のときにこの癖が出るとどうなるか？ through　the　nightは「〜スドゥーザナイト〜」となる。 しかし実際に発音してみるとわかるが、「スドゥー」とは非常に発音しづらいのである。「〜スドゥーザナイト〜」と発音しようとしても実際には、「〜ストゥーザナイト〜」となってしまうのである。 つまり「スルーザナイト」が「スドゥーザナイト」になり実際の音としては「ストゥーザナイト」になってしまっているのではないか・・・ 最近「愛撫」を聴きながらそんなことを考えてしまいました。 ■ お気入りのアルバムタイトル： Unbalance + Balance No. 0002 ■ ama ■ [ 2003年11月03日 ] 前回は、挨拶もなしにいきなりレビューに入ってしまい失礼しました。また「愛撫」の感想です（しつこくてすみません） 松本　隆さんの詩も魅力的だと思います。 「はだけたシャツ　海は傾いて　指が肩にくい込む」遠まわしな表現ながら情景が眼に浮かぶようです。 「抱きしめてよ　不幸のかたちに　切り抜かれた心を　罪深さが炎を注いで　沈む夕陽　綺麗ね」　傷んだ心を切り絵細工に例える妙、「罪深さ」を「沈む」に、「炎」の色を「夕陽」に掛ける心にくい演出。 「愛さないでね　愛してないから　悲しい嘘がひとひら　戯れだっていくらだましても　眼差しは正直よ」　ここでも遠まわしな表現のなかに女心の葛藤が伝わってきます。　また次の「Lonely　Night〜・・・」の感情表現へとうまくつながっていきます。 2番の「〜戻せないの　時間は　あなたの手の時計を外して　海に投げて沈めた」　というところも気に入ってます。ストレートな強い表現のなかに、もうけっして後戻りできない２人の状況をうたっています。心にくい表現です。 この歌の松本　隆さんの詩は、随所に言葉使いや表現の艶かしさのなかに奥深さがあるように感じて好きです。 ■ お気入りのアルバムタイトル： No. 0001 ■ ama ■ [ 2003年10月30日 ] この作品のいろいろなライヴ映像（コンサート、TV含め）を見てきましたが、私にはいまだに「UNBALANCE」のCD版を超える感動を与えるものには出会っていません。 それほど「UNBALANCE」の「愛撫」はすばらしく、完成度が高い。バックのサウンドはレコーディングで最善を期しているから当然として、私が一番ほれ込んでいるのは、歌う中森の声です。 強さ、上手さ、ノリ、艶、表情がベストの状態で発揮されている。 ファンの中には小室アレルギー方も多いようですが、私はこれは中森の最高傑作の一つだと思っています。 ■ お気入りのアルバムタイトル： Unbalance + Balance 前のページへ　↑