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このアルバムに対してずっと持っていたイメージがあった。それは最初の内はハッキリしないぼやーっとしたものだった。最近頭の中でだんだん像がはっきりしてきた。それは、「女の業（ごう）の発露」…私は思い当たる事があり、改めて確認してみた。ヤハリそうであった。この作品の詩を提供している作家は、全て−女性−ではないか。
とにかく、女性の魂の叫びがはらわたに染みてくる濃いアルバムである。
収録曲は、いずれも魅力的である。中森明菜の妖艶な魅力を良く引き出している。でも相当濃い味だから人によっては、胸焼けや胃もたれを感じるかもしれない。普段あまり取り上げられない「TSURAI TSURAI」「したたる情熱」「無垢」など私は結構気に入っている。
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