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この曲は明菜さんのデビュー曲「スローモーション」のＢ面である。私はデビュー当時の明菜さんというものをほとんど知らない。だからこの曲がスローモーションのＢ面であることはずーっと後になって知ったしだいである。そしてこの曲とスローモーションのどちらをＡ面として売り出すかで悩んだという話も知らなかった。私が思うにはどうして悩んだのか不思議な気もする。
１６歳の少女にデビュー曲として歌わせるなら当然スローモーションだと思うからである。だがこのように考えるのは当たり前すぎて「営業」を私は知らないのかもしれない。
スローモーションはあまりヒットしたとは言えなかったらしい。もしこちらの曲をＡ面にしてプロモーションしていたら大ヒットしていたかもしれないともいえる。
この曲はスローモーションとは対照的といっていいだろう。ロック調のリズムに明菜さんの歌が歯切れ良く、多少不安定なところはあるが高音部は澄んだきれいな声で聴く者を惹きつける。歌詞も後の『ツッパリソング』と言われたはしりのようだ。
ファンの間では人気もある曲みたいだし、Ｂ面にしたのはもったいなかったのかも知れない。
私の推測で違うかもしれないがこの曲の良さをプロデューサーやプロダクションが分かっていたので次の曲にはこの曲のようにインパクトのある曲を望み『少女Ａ』をＡ面にリリースさせたのではないのだろうか。そして思惑通り大ヒットに繋がったのでは。
この辺の戦術？を知っていられる方がいたらちょっと教えて欲しい気がする。
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