作　詞　： 井上 陽水 作　曲　： 玉置 浩二 収録アルバムタイトル 初版発売日 歌姫�V 〜終幕〜 2003/12/3 歌姫 Best -25th Anniversary Selection- 2007/1/17 オールタイム・ベスト　−歌姫(カヴァー)− 2014/8/6 No. 0003 ■ ＭＳ ■ [ 2005年07月12日(火) 21:33 ] 　歌姫３で一番、聞きやすい歌で、明菜さんの声が快調に響きます。イントロはもの静かな感じですが、その後はアップテンポです。この曲の前半は、「なぜ」「なぜ」「あな」「たは」「きれ」「いに」「なり」「たいの」と最後の３音だけを除いて、原則として２音づつ区切って歌われています。（ただ、「くれないの？」と「ゆれたまま」はそんなでもありませんが）。これがリズミカル感を生み出しています。また、それに続く部分では、艶のある声が聞けます。 　もの静かな曲も良いのですが、やはり、このくらいの曲がいいです。 　さて、安全地帯の玉置さんは、前半部分の「きれ」「いに」「なり」「たいの」部分は明菜さんほどくぎっては歌っておられないようです。 この曲、明菜・玉置バージョンどちらも好きです。 ■ お気入りのアルバムタイトル： 歌姫3 〜終幕〜 No. 0001 ■ isojin ■ [ 2003年12月27日 ] 　この歌は、“夜”が弄ぶ片思いの恋心をうたったものではないだろうか。 　「なりたいの？」 　「くれないの？」 　「踊らせるだけ」 　「かけぬけるだけ」 　「言えないの？」 　「惑わせるだけ」 　「かけぬけるだけ」 　「待っても」 　「待っても」 　「今夜も」 　 　「流されるだけ」 　「みせられるだけ」 　「〜a-ino」、「〜u-dake」、「〜mo」と、繰り返されるライム（脚韻）が、夜ごとに訪れる狂おしさに心を弄ばれる女（？）の姿を浮かび上がらせる。明菜さんは、ライムの部分の音の変化を抑えたまま、それぞれの言葉を巧みな節回しとリズムの取り方で歌い分けることで、心の動きをも表現していく。 　風は気まぐれ　あなたを惑わせるだけ 　恋の予感が　ただかけぬけるだけ 　そして、この最後のリフレインでは、目の前を、“意地悪な夜”がフォックストロットで通り過ぎたかのような幻影を見させてくれる。 ■ お気入りのアルバムタイトル： 歌姫3 〜終幕〜