作　詞　： まつざき ゆうこ 作　曲　： 島田 昌典 収録アルバムタイトル 初版発売日 SHAKER 1997/3/21 SHAKER + 3 2002/12/4 No. 0002 ■ 続歌 tantan [ 2009年02月02日(月) 00:12 ] 私の中では「October Storm -十月の嵐-」の続歌と思っています。 「October Storm -十月の嵐-」で彼が聞いたなにげない一言により 彼は誤解をし、自ら去っていく覚悟を決めてしまった。 それを聞いた彼女は誤解を解くため、嵐の中我を忘れて 車を必死に彼の元へ走らせる。 「あなたは勘違いをしている、私はあなたを愛している。」 この一言を伝える為に。 「風を抱き締めて」で彼の誤解も解け一晩共に過ごした朝 身支度を整え彼を起こさないようにそっと彼の部屋を出る。 夜の喧騒を包み込む朝靄の中 心満たされた彼女は車の窓を開け 朝の新鮮な空気に包まれながら車を走らせる。 心が充実していると昔涙したバラードも今では違って聴こえる。 人として一段階段をのぼり、新しい自分を発見したのでしょう 木々からこぼれる朝日を暖かく感じ、心と共に満たされていった。 社会の常識にとらわれて生きてきたけど もっと自由な生き方をこれからはしていけそうだ。 心が洗われていく、新しい風によって。 「October Storm -十月の嵐-」では 誤解を解く為彼の元へ急いで走っていく様子を表現し 「風を抱き締めて」では心の充足を上手く表現されていると思いました。 これは、もちろん私の勝手な思い込みです。 「風を抱き締めて」は「October Storm -十月の嵐-」発売から13年も経っていますし 作詞・作曲もまったく別の人がされています。 でも続歌と思って聴くと私の心も満たされていくのでした。(ペコリ) ■ お気入りのアルバムタイトル： SHAKER No. 0001 ■ BCN ■ [ 2004年5月11日 ] この曲を初めて聞いた時、なんだかホッとしました。それまで背伸びしていた中森明菜が等身大の本当の中森明菜として歌っている気がしたからです。 歌詞自体がそれを表現しているのだけど、それを歌っている中森明菜も居心地良さそうで、リラックスしてて、なんか吹っ切れたというか、本当にこれがそのまんまの中森明菜だよって言ってるみたいで、こっちもホッとしてうれしくなってしまったのを憶えています。 それで、良かったねって彼女に言いたい気分でした。そんな気持ちにさせてくれる歌って、なかった様な．．．。 この曲はSHAKERの中に入ってて、このアルバム自体、１〜４曲目まではVAMPとＦＦの延長、５〜８曲目までがもうひとつのまとまりの中にある様で、それで９、１０、１１曲目はそれぞれ独立しているっていうか．．．。 風を抱き締めては１０曲目で、８曲目まではどっちかというとハイテンション、９曲目で「いきなり何これ」って感じで、それで再度、１０曲目CDの終息を告げる様に静かな曲であり、ひょっとしてこの曲をじっくり聴いた人はいないのでは？と思ったりもします。そういう人、是非、もう１度この曲を聴き直してください。 ■ お気入りのアルバムタイトル： SHAKER