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メールやSNSなど電子媒体でのコミュニケーションが当然の現代。
多くの人が、自分の文字で手紙をしたためる機会は失われているだろう。
しかし、直筆の手紙からは、字体や筆跡の強さから、その人の「心もよう」が伝わってくる。
明菜さんは、見事なまでに電子媒体を活用しない。
今のご時世、スタッフが、その手段がわからないということはまずありえない。
おそらく、これも明菜さんのこだわりなのではないかと思っている。
ファンクラブ通信にある明菜さんからのメッセージは、短いながらも明菜さんのその時々の心情がわかりやすい。
紙媒体でのメッセージは、歌のイメージをビジュアルで伝えるのと同様に、背景や文字の色合い、太さや大きさのバランスなどからワープロ文字では表現できないものが伝わってくる。
私にとって、明菜文字は、見飽きた文字ではなく見慣れない文字だったので、当初はつっかえながらの解読であったが、とても味わいがあり気に入っている。
今回の会報は、前回に比べエネルギッシュで躍動感があるように感じている。
新曲に対し明菜さんから発信された情報は、会報にある直筆のコメントのみである。
「良かったら…きいてみて」
ファンに対しても、「是非、きいてね」ではなく、実に控えめなコメントである。
このコメントからして、たくさん売ることを目的としていないことが伺える。
だからと言って、やる気がないわけでも、売る気がないわけでもないと思う。
「いい曲」と感じてくれる人に、たくさん聴いて欲しいと思っていると思う。
今回の新曲は、明菜さんの言葉通り「とてもいい曲」だと思う。
明菜さんは、くもりガラスの向こうで、いくつもの季節を、ファンのことを想いながら過ごしてきたと思う。
だから、私たちファンが、こんなにいい曲をたくさんの人に聴いてもらえるように広められたらいいと思っている。
PS 曲のレビューとは若干ずれているかもしれませんが、あしからず…。
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