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まず、1曲目。
しっかりと世界を作っていますね。
オリジナルは若い煩悩をそのまま歌ったように感じ、二人のぎこちなさがなんともいえなかったですが、
明菜さんの解釈は、もうちょっと熟成された二人かな〜と勝手に想像してしまいました。
何となく・・ですが、故緒方拳氏の姿が浮かんできて、彼独特のはにかみ笑顔で、月と酒と愛するひとを愛でながら酩酊状態にいるような・・。ゆらゆらと夢見ごこちな世界をうかべました。
明菜フォークは、ほろ苦の青春を過ごしてきたかつての若者がしっかりと今を生きてきて感じる「旨味」を少し混ぜたような熟成された味わいがいいですね。
聞けば聞くほど・・緒方氏のくしゃっとした笑顔ばかり浮かんできます。
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