作　詞　： 山上 路夫 作　曲　： 渋谷 毅 収録アルバムタイトル 初版発売日 歌姫 1994/3/24 歌姫＜スペシャル・エディション＞ 2002/12/4 No. 0003 ■ 別れた理由 nagai [ 2015年10月21日(水) 16:22 ] ●この歌の設定の あなた(男性)とは、 どうして別れてしまったのか。 死別したのか？ それともケンカでもして別れたのだろうか。 理由はともあれ、 主人公の女性は 別れてしまった恋人の 記憶や、面影を回想して、 毎日を生きているという ある意味 未練たらしくも いじらしい追想歌である。 個人的には、 旦那が死別した 奥さんの歌のような気がする。 ●最近、仕事で 知り合った年上女性(50代)から 「4年前に旦那を亡くしたけど、 今は再婚とか 全く考えられない。 同じ夢を持った人だったから。」と 言われて 自分は言葉を失いました。 亡くなった旦那様が まだ心の中で 息づいている。 まさに「生きがい」の世界ですよね。 ●由紀さおりの「生きがい」は 非常に美しい歌唱ですが、 明菜バージョンも 繊細で丁寧な歌唱で 胸に響きました。 明菜がカバーした事を 由紀さおりも 知っています。 ■ お気入りのアルバムタイトル： 歌姫 No. 0002 ■ ＭＳ ■ [ 2005年07月11日(月) 23:47 ] 　昔、１日１善という変なＣＭがありましたが、ライブまで１日１曲レビュー 　好きな「魔法の鏡」と「私は風」の間にあり、いつも、とばされていた曲ですが、レビューのために聞いてみました。 　軽快な「魔法の」と重鬱な「私は　」の間で、中間くらいの適度に軽快で、ほんのちょっと重い曲です。最後の♪生きてるの　の繰り返しのあと、イントロのメロディで終わるところが、かっこいいですね。 　歌詞をみると、また、曲が好きになります。今まで聞いていたはずですが、歌詞にはもともと感心ない私ですので失恋とは気がつきませんでした。別離の可能性も否定できなかったのですが、由紀さんバージョンのせりふで失恋（たぶん）ということがわかりました。 　前半の日常的な描写に対して、後半の♪アアあなた　以降の、別かれた人への哀惜がバランス良くつながっています。 　明菜さんのはちょうど私に話しかけてくれる感じで（isojinさんが既に書かれていました）、また、由紀さんのは高音の透き通るような感じで、いずれも甲乙つけがたいです。 　それにしても、由紀さんバージョンでせりふがあるとは気がつきませんでした。せりふつきのを聞いた記憶がありません。 　明菜さんのせりふも聞きたかったです。 ■ お気入りのアルバムタイトル： 歌姫 No. 0001 ■ isojin ■ [ 2004年3月16日 ] 　中森の歌声は、あたかも“わたし”が“あなた”に話しかけているような臨場感がある。穏やかな朝の当たり前の風景のなか、中森の歌声は優しさと暖かさにあふれ、愛情に満ちた眼差しすら感じさせる。 　やがて、その暖かさに満ちた歌声は、夕刻の町並みを急ぎ足で歩く、見える筈のない“あなた”の姿を描き出し、そして、いつしか“あなた”の心が自分に戻ってくることを信じてじっと待つ、いじらしいほど古風な女の姿を描写する。 　たわいのない歌詞だ。いかにも歌謡曲らしい“未練”の世界だ。でも、中森の歌は、飽くまでも暖かい穏やかな心として歌い上げている…… 　まるでお伽噺のように…。 蛇足ながら… 　由紀さおりの歌には、一番と二番の間に次のような「語り」が入っている。 　　　　もう別れてしまった二人なのに 　　　　遠くはなれてしまった二人なのに 　　　　私はあなたとしか生きられない 　　　　それだけが　私のよろこび 　　　　それだけが　私の幸せなの 　歯の浮くようなセリフだが、中森の歌にはこれが入っていない。その理由を想像してみるのも一興かもしれない。 ■ お気入りのアルバムタイトル： 歌姫