作　詞　： りりィ 作　曲　： りりィ 収録アルバムタイトル 初版発売日 フォーク・ソング　〜歌姫抒情歌 2008/12/24 AKINA NAKAMORI Special Live 2009 “Empress at Yokohama” (DVD) 2010/8/18 No. 0003 ■ 砕け散った心のように ちゃきな [ 2009年02月15日(日) 20:23 ] イントロがとても印象的ですね。 あの最初の一小節でイメージしたのが、真珠のネックレスなどがブチッと切れてバラバラと床に落ちていく映像。 この場合、泣いているのはベッドの上なので、投げ出したバッグ、引きちぎったネックレス、脱ぎ捨てたヒール・・などが見えてきそう。（ちょっとベタかな？） いきなり頂点の感情から、最初の幸せだった日々、次に不協和音を感じ始めた日々、そして別れの瞬間、その後に残された女一人。 明菜さんの歌唱はそんな女の一つの恋を上手く突き放しながら、そのときそのときの感情だけはしっかりと拾って伝えていますね。 聴いていて一番耳に残るのは、「愛のくらしは」の「ク」のきつさですね。 そこに自分は精一杯作ってきた二人の暮らしさえも踏みにじられた女の悔しさがたくさん詰まっているように感じました。 そして、そう歌えたことでその後の事実を受け止めて冷静になっていくギアチェンジの役目をしているようにも感じました。 三番、四番と歌い進めていく頃には嵐のような感情は過ぎ去り、砕け散った心を一つ一つ拾い上げるように、真珠を一粒一粒かき集め、それでも懸命に愛した自分の気持ちを眺めている女の安らかな表情が見えてきます。 アルバムの中で一番映像が浮かんだ曲です。 ■ お気入りのアルバムタイトル： フォークソング〜歌姫　抒情歌〜 No. 0001 ■ けだるそうでかったるそうな声で、ノックをきかせた歌い方……暗くはないです。 ＮＡＫＩ [ 2009年01月06日(火) 00:45 ] ＣＤ発売前に、テレビの情報番組でチラッと映像と共に、『私は泣いています』の歌声が流れました。地声でけだるそうで、かったるそうに歌っていました。地声でけだるそうで、かったるそうな歌声が曲のイメージにあっている印象がありました。 全体を聴いてみて、やはり地声でけだるそうで、かったるそうに歌っているのが、この曲にあっています。アンニュイです。 この歌詞は同じ歌詞を繰り返しています。ともすれば、単調になってしまいます。けだるそうにかったるそうに歌っているだけではちょっと聴いていてだらけます。だらけないように上手く歌っています。音の最初が母音『あ』で始まる歌詞が全体的にしめています。この母音『あ』の歌い方がリズミカルです。明菜は全体に最初の言葉を強く歌っていて、声を音としてメリハリをつけています。 特に下の歌詞で【　】の部分がノックをするような歌い方です。かなり強調して最初の音を歌っています。演奏も最初の音を強調したような演奏をしています。 【あ】なたがいたから　【ど】んなことでも 【な】りふりかまわず　【あ】るいてきたの 【あ】なたに云われて　【気】付いたことも 【そ】んなところは　【な】おしてしてみます 【あ】なたの言葉が　【わ】たしのまわりで 【あ】らしのように　【う】ずまいているの だだだだんイントロが特徴があり、かっこ良いです。フォークのギターの演奏ってどよーんと暗い印象があります。ギターの音が前面に出ていますが、暗いギター音ではないです。ギターが2種使われていて、間奏のところで使われているギター音がスパニッシュギターの音のようです。演奏が日本的というよりはスペインの音楽みたいです。どよーんと暗くないです。 ところで歌詞カードの演奏にＧｇｕｉｔａｒとかいてあります。Ｇｇｕｉｔａｒって何？って調べました。該当しそうなのがガットギターでした。Ｇｇｕｉｔａｒ＝ガットギターであっています？もし、ガットギターなら、フラメンコなどにも用いると書いてありました。ガットギター＝スパニッシュギターなのですね。 やっぱり、スパニッシュギターが使われているのですね。 けだるそうでかったるそうな声で、ノックをきかせた歌い方に、ガットギター＝スパニッシュギターが効果的です。合っています。ぜんぜんジメッとしていなく、ドライ感を強くさせています。 ■ お気入りのアルバムタイトル： フォークソング〜歌姫　抒情歌〜