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この歌を聴く度に、「あなたにはいくつあるのなんて」の箇所で笑みをこぼしている自分がいます。
初めて聴いた時からそうでしたが、今でも変わらずこの箇所で思わず含み笑いを浮かべてしまうのです。
あまり深くは考えてなかったのですが、この歌に嵌りだすようになってから何故私はこの箇所を聴くと笑みがこぼれてしまうのかなと考えた末に、ようやく答えを導き出すことが出来ました。
それは、男と女の情事にそんな野暮なことを求めてどうするのというつっこみに受けたのと、それを自分は求めてしまってるかもしれないなという痛いところをつかれたなという思いが合わさって何ともいえない絶妙な笑みを浮かべてしまうのかもしれません。
それにしても、この歌確かに男女の夜の営みを彷彿させる映画だったらＲ１５指定されそうな歌詞ですが、私は歌詞の中に描かれている女性心理が好きです。
その中でも私が一番好きな心理描写は、「交わすクールな瞳は落ちてく女と気づかれたくない」のところでしょうか。
簡単に落ちる女だと思われたくないからこんなこと何でもないことよと表情では強がっているけれど、その瞳の奥にある感情は裏腹に自分の思いを見透かされるのが怖いという一人の女性のか弱さみたいなものが窺い知れて好きです。
そして、「急に逢いたいなんて勝手な男とわかっているけど but love you」のところも好きです。
この箇所を聴きながら、こんなことを明菜さんに言われるほどかっこいい男性の顔を拝んでみたいものだと。男冥利に尽きますよね。
この歌はテンポがいいですね。それと、何て言ってるのか分からないけれど途中で入る英語の歌詞の部分がこの歌をより一層引き立てているように感じます。それから、汗の描写が巧みだと思います。
「Destination」に収録されてる歌の中では比較的後になってから嵌りましたが、今の私の中ではこのアルバムの中では一番好きな歌です。
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