作　詞　： 川江 美奈子 作　曲　： 江上 浩太郎 収録アルバムタイトル 初版発売日 Destination 2006/6/21 Akina Nakamori Live Tour 2006 〜The Last Destination〜 (DVD) 2007/1/17 ↓　次のページへ No. 0008 ■ あの“少女”が・・・ OK [ 2015年06月16日(火) 18:14 ] 　♪本当はただ私だけを ずっと見ていてほしい 心の中つぶやいては 素っ気なく手を振るの まるで少女のような 思いを抱く夜更け この“少女”どこかで覚えが・・・ そうだ、「セカンド・ラブ」の主人公・・・？！ ♪あなたのセーター　袖口つまんで うつむくだけなんて 帰りたくないそばにいたいの そのひとことが　言えない 切ない女心こそが「中森明菜」のもつ本質であり、それを表現するのに彼女の右に出るものはいないと思う。 「少女A」では思いっきり強がりを演じなければいけなかった。 おかげで、対局にある「セカンド・ラブ」の純心さがひときわ際立ち、彼女の魅力が炸裂した。 2006年のライブではひざまづいての歌唱。 参りました。 ♪気づいてないようなふりでどうかすべて見抜いて 嘘はもういらないよと抱きしめて 結末はいかに？ ■ お気入りのアルバムタイトル： Destination No. 0007 ■ ため息 nagai [ 2010年07月14日(水) 00:18 ] ●久々に、０６年のライブDVDを見ました。 CDで聴く「嘘つき」も良いですが、 ライブでの歌唱・・・。 美し過ぎる。 いや〜素敵な大人の歌手に なったものだ。 ■ お気入りのアルバムタイトル： DVD No. 0005 ■ 白夜 ■ [ 2006年08月21日(月) 03:14 ] ｢LIAR｣と比べると、｢嘘つき｣の方が、自分を客観視した内容ですね。 ｢LIAR｣は、霧のように消えてった彼(もしくは彼との恋)に対して ♪　ただ泣けばいいと思う女と　貴方には見られたくないわ 　　次の朝は一人目覚める　愛は悪い夢ね と、嘘をついている。 この詩の主人公は｢愛は悪い夢ね｣なんて思っていない。 そんな簡単に割り切れるくらいなら、泣かないでおこうなんて思わない。 ♪　もう貴方だけに縛られないわ　蒼ざめた孤独選んでも 　　次の朝は一人目覚める　それが自由なのね ここはまさしくこの歌の白眉である。 ｢貴方だけに縛られないわ｣…嘘です。彼女はまだ縛られていたいのです。 ｢蒼ざめた孤独選んでも｣…孤独になりたくなくて、彼女は彼との思い出に縛られていたいのでは？ ｢それが自由なのね｣…この2番のサビというのは、本当は決意です。思い切ろうという。 でも、まだ決意出来る段階ではないから、この部分が寂しく響く。。。 ｢嘘つき｣は、彼に言われた一言で 自分に嘘をついてでも彼の中の理想の女性になりきろう。 でも、彼に傾いているこの心にまでは嘘はつけないし、早く見抜いて欲しい、本当の自分を抱きしめて欲しい、と願う歌ですかね。 なんだかこの歌には岡本真夜さんの詩の世界を思い出させられました。彼女の｢ALONE｣。 ｢ALONE｣は彼に振られる歌(というか振られてからの歌？)ですから、この詩の世界とはぜんぜん違うのですが、主人公の心の描き出し方が似ているのかな？ こう、訥々と自分の心情を語っていくような歌も合いますね、明菜さん。 そういえば岡本真夜さん、｢Rain｣を明菜さんに提供していたんですよね。 これはテレビ・サイズなんかででは聞きたくないですね。 詩の最初から最後まで、一部分でも飛ばしてしまったら詩の価値が下っちゃうし、何よりこのドラマを正しく受け止めることが出来ませんものね。 ライブで聴けてよかった。。。 ■ お気入りのアルバムタイトル： Destination No. 0003 ■ milky ■ [ 2006年06月28日(水) 22:43 ] 紅夜もいいけど、この嘘つきという曲、こんなに嵌る曲だったとは・・・。 アルバムを通して初めは聞いていたのだけど、最近はアルバム曲１、２から先に進めないほど。 「嘘つき」の主人公も幸せな恋愛をしていないんだろうな。聞き込むほどに涙がこぼれそうなくらい、健気な女性が愛おしい気持ちになってくる。 川江さんの完成度の高い歌詩。聞けばお解かりでしょうが、１番は「わたしは揺れたり、傾いたりしない。まっすぐ背を伸ばし・・・嘘を見破らないで」と。それが２番では一転して、「わたしは揺れつづけている、傾いている、まっすぐ歩けない・・・嘘を見抜いてほしい」とパラドックスになっています。 この歌詞に音メロディーがなんとも綺麗。どうしても恨みがましい曲になりそうなのに、メロディが綺麗なのでただただ、この主人公の気持ちに素直に寄り添える。 この歌詞、メロディに明菜さんのややハスキーなんだけど、シルクのようなファルセットが考えられないほどはまっている。 みなさん書かれているように、力を抜いた感じでもあり、ことばを置いている感じでもあり。 歌詞・メロディ・ボーカルのバランスが完璧に思えてしまうんですよね。 あ〜、それにしても切ない歌です。 ■ お気入りのアルバムタイトル： Destination No. 0002 ■ MS ■ [ 2006年06月22日(木) 20:28 ] 名曲「liar」を現代風（といっても数年前の宇多田ふう−というか、それしか知らないので）にアレンジするとこんな曲になるのかな〜。約２年前にDVDで初めて見た「オフェリア」、「desire」、「ラ・ボエーム」なみの強力なショック。高音部がポイントで、加えて、退廃的というと悪いかもしれませんが、力を抜いた歌い方−私の一番弱いところをつかれた感じで、とにかく参りました。 ■ お気入りのアルバムタイトル： Destination ↓　次のページへ