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前世は鳥だという女性。
所詮男達は彼女の前では「止まり木」にすぎない…、強烈な詩です。
この詩の主人公は決して男を見下げるタイプの女性ではありません、昨今女性は強くなったと言いますが、自己主張だけを通す女性は決して男には好かれません。
主人公の女性も男に対してかなりキツイ言い方をするのですが「不思議だわ さざめいてゆく」「あなたへと地上の愛に崩れそうよ」なんて目の前の男に対してよろめくようなことを言ってみる。多分、実際にはこの言葉を聞いて彼女よりも彼の方がよろめいて、のめり込んでしまうんでしょうけど（笑）
でも彼女はどれだけ目の前にいる男が「今までの生き方を通せないかも…」なんて思うような男であったとしても、どこか醒めて、自分を見失わない。
「命ごと貴方に溶けて 目くるめく時の間に流されてゆく」
そんな思いが一瞬よぎっても
「だけど私は鳥よ 生まれ変わる前はきっと」
背中にある前世からの刻印、ふたつのホクロ…。でもそこに男が触れると見えない空に彼女は舞い上がってしまう…、ウルトラマンのようではありますが（笑）
「いつかまた還ってくるわ しなやかにはばたきながら」
なんとなく山口百恵さんの「不死鳥伝説」を思わせるような台詞を残して彼女は飛び立つ。
「夜のヒットスタジオ」の映像は美しかった、特に「この背中〜 証があるわぁぁ〜！」の時に長い髪から覗かせる白く浮かび上がる背中は眩しいほどでした…。
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