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「そんな急いで Star Pilot 長い夜を一瞬にしないで」
清志郎の「Sky Pilot」の男性心理を、「Star Pilot」と題して女性心理に変えた曲ですね。
男性は早く着陸したくても、女性はもっと遊泳していたい。
何がって、もちろん、パイロットの話…。
間奏でパイロットの声が入るのがとっても粋で、この曲の良さが際立ちます。
しかし、20歳のアイドルがこれを歌いたいって…。
しかも、シングル候補だったとは恐るべしです。
これも、明菜さんの持っている感性のひとつなんだろうと思います。
この曲を聴いて、直感的に「これ、歌ってみたい」って感じたのではないでしょうか？
その瞬間、明菜さんの頭の中では、「Star Pilot」のイメージが出来上がっていた気がします。
私の知る限りでは、この曲はライブでもテレビでも披露されていないようなのですが、
是非、歌って欲しかった１曲です。（歌っていたらごめんなさい）
「どんな衣装で、どんな振付で、どんなセットで」と想像すると、また、明菜さんの新たな一面を観ることができただろうなぁと思います。
明菜さん特有の濃厚な妖艶さとは対照的でカラッと爽快な感じに聴こえますが、この曲は結構奥が深くて、明菜さんが表現したいことの原点のように聴こえてしまいます。
「愛して欲しいと Baby 照れずに云えそう Baby」
「愛しているって Baby こうすることなの Baby」
「そしてこのまま Star Pilot つれて行って 永遠の向うへ」
究極の愛の表現とは「こうすること」 それを、求めているんじゃないかと思ってしまいました。
つまり、「愛している」「愛されたい」「愛して欲しい」という気持ちを伝えたいのではないかと…。
それが、後の「愛撫」「月華」「Appetite」「落花流水」に通じているように感じてしまいました。
脳の思考は、基本、男性は野性的で女性は理性的。（あくまでも個人的見解です）
だから、「Nightmare悪夢」は、「I am a Woman」がポイントなのかなと。
愛がないのに身体を求めてくる彼に対し、愛しているから許してしまう彼女。
お互い心は孤独。だから、素敵な悪夢を醒まさないで欲しい。
それにしても、明菜さん多面性には毎回驚かされてしまいます。
明菜様、1枚も2枚もあなたが上です。主役をどうぞ！
PS 本日、この曲の作詞家ちあき哲也さんの訃報を聞きました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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