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“明菜さん、あなたはどうしてそんなに優しく歌うことができるのですか？何故にこんな切ない曲を、包み込むような優しさで歌うことができるのですか？”
先日の金曜日に久しぶりにちょっと遠くまで車で行ったのですが、車の中で何度もこの曲をリピートしながら聴いてしまいました。
冒頭に書きましたように、こんなに優しい声で優しい歌い方をリピートして聴いていたら何だか少し涙が出てきてしまいました。この声で歌われると世の中の何もかもが遠くへ押しやられて、心の奥まで癒されるようです。
確かに単調な曲ですが私としては「退屈感」は感じませんでした。尤も運転しながら聴いていたせいもあるのかもしれません。多少BGMのような感じで聴いてもいましたが、このような歌い方ができる歌手は明菜さんを措いて他にはいないように思います。
ただ、「歌詞」は難解ですね、どのように捉えればいいのか迷うところがあります。
♪夜空が砕け散って星のないところに地球ができた
愛もそんなあらすじと♪
♪夜空はあらゆる時を越えて逆らわず呼吸する
そうよ凄く愛してた♪
など、いたるところに難解な部分があります。歌詞の意味を解釈するとしたら頭がこんがらかってしまいそうです。作詞した夏野芹子さんには思うところがあったのだと思いますが凡人の私などは理解しようとしても無理で、解釈を諦めてイメージだけで聴いています。
だからと言って悪い詞とは思いません、ファンタジックな素敵な詞と思います。恋人との別れ話を終えて終電で帰ってきたのでしょう。人気のないホームでふと星降る夜空を見上げながらこれまでのいろいろな思い出の何もかもが遠い昔の出来事のように、それは悲しみより温かく懐かしく思い出される愛の結末なのではないかと思います。明菜さんはきっとそんなふうに思って歌っている気がします。
いろいろな曲に挑戦し、いろいろな歌唱をしてくれる明菜さんですがこれからも復帰した暁にはこのような歌唱も披露して欲しいと思います。
あと、きょう歌詞カードを見ましたら勘違いしていた部分がありました。最初の方の・
♪迷い込んだ風 遠吠え♪
だったのですね「遠くへ♪」だとばかり思っていました。「遠吠え」も難解です。
それから♪夜空が砕け散って星のないところに地球ができた♪のところを、
♪夜空が砕け散って星となり ところに地球ができた♪ と思っていました。
考えてみればこれでは「ところに」という言葉が意味不明になってしまいますね。
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