作　詞　： 川江美奈子 作　曲　： 中土智博 収録アルバムタイトル 初版発売日 FIXER 2015/12/30 ↓　次のページへ No. 0013 ■ 青空が見えるね ちゃきな [ 2016年03月15日(火) 14:55 ] この歌は、本当に心穏やかに聞ける。 優しいメロディー、温かい歌詞。 明菜さんの歌声が、包んでくれる。 まどろみの中で、遠い記憶の中にあるそれぞれの憧憬へといざなってくれる。 泣き寝入りした、幼いころの思い出。 心がきりきりと痛んだ若いころの恋。 つらい別れを乗り越えた、朝。 どんなシーンにも合いますね。 それぞれの人生の節目に、この歌があればどんなに心強いだろうと思う。 ちょっと、下世話だけど、ジブリ映画のエンディングなんかに使ってくれないかな〜と思う。 さぁ！と気持ちを切り替えて、明日に向かえる力をくれますね。 そして、見上げると青空がある。 なんとなく、5月の青空が似合うと思いました。 新しい人生を歩みだしたみんなに、そっと応援歌を送ってくれる。 もちろん、明菜さん自身も歩き出しているのでしょう。 同じ青空を見上げながら・・。 ■ お気入りのアルバムタイトル： FIKER No. 0012 ■ 3.11によせて t.k [ 2016年03月11日(金) 19:34 ] この歌を初めて聴いたとき、浮かんできた情景は 震災で我が子を失った母親が長い悲しみから立ち直っていく様だった。 あの子はもう戻ってこない 空の神様、なぜあの子を連れて行ってしまったの? 蓮華の花にあの子のあどけない笑顔を思い出す。 まだそばに、あの子がいるような気がするのに。 5年の時は流れ・・・・・ 今日、友達の夢が叶ったことを知って、私は思わず微笑んだ。 ふとあの子が「お母さん、もう悲しまないで。お母さんは笑えるんだよ。笑顔になってほしいんだ。」そう言っている気がした。 そうね、あなたのために私は笑顔を取り戻そう。そしてあなたと一緒に歌ったあの歌を、空へ歌おう。 そんな物語を感じたのだ。 ・ ・ ・ 時間を遡り2015年1月。「Rojo -Tierra-」が発売された。阪神大震災から丸20年のタイミングで。 「大地を溶かしてしまいそうな炎」「動きだす大地とともに」の歌詞に、原発事故と大地震を連想した。 でも歌詞は続く。 「終わりじゃない　あなたはもう　ひとりじゃない」 「つらい過去から逃げずに…夜明けをつかまえて」 「どんなことも　受け止めてく」 困難のあとの希望。強さ。最後は「私たちは　ひとりじゃない」と結ぶ。 明菜さんが「私たち」と歌うのはとても珍しい。このサイトの検索機能で調べると、Rojo以外には2曲しかない。しかもその2曲の「私たち」はあなたとわたしの二人のこと。 大きな繋がり、連帯を歌っているのはRojoだけだ。 サウンドも含め強いメッセージでみんなを勇気づけてくれた。 そして一年が経ち2015年12月。「Re-birth」は、深い悲しみからの立ち直りを歌ってくれた。 わたしはこの二つの歌には、明菜さんの励ましと癒しのメッセージが潜んでいると勝手に思いこんでいる。 ■ お気入りのアルバムタイトル： No. 0011 ■ かけがえのない momo- [ 2016年01月26日(火) 21:12 ] こんばんはー。　近頃、『Re-birth』をよく聴きます。　これもまた、何度も聴いていますと奥の深い歌詞と共に、いい歌だと思いますね。。　‘何度でも　何度でも　あなたを想うよ　涙が枯れても　あなたを想うよ。。` 明菜さんの歌声と共にふと先立った妻の事を想いました。　もう１３年？経ったのでしょうか。。　なんか、切なくなり、これまた半泣きになります。。　もー明菜さんの歌を聴いてるといつもどうしてこんなに泣いてしまうのだろ。。　ふと勝手に泣いているのに気付き首をかしげる。。　きっと明菜さんの心を込めた歌声がそうさせるんでしょうね。。　ほーんと、いい歌声ですねー＾＾。　ずっとそばで聴いていたいです＾＾。（　、、す、すみません、、） 　明菜さんなら、大好きだったお母さんを想って歌っているのでしょうか。。　この歌は、愛していたかけがえのない人を想い、その絶望より立ち上がる、、弱いんだけど負けない、脆いんだけど壊れない。。　そう、すこしづつでも立ちあがり、前を向いて歩き始めた明菜さんが垣間見えますね。（私も是非そうしたいと思います。。）　いい歌だと思います。　いい女性(ひと）だと思います^^。。 ■ お気入りのアルバムタイトル： FIXER No. 0010 ■ 「あなた」が意味するものは ひろ [ 2016年01月21日(木) 02:27 ] 「FIXER」の本編の最後を飾る曲。 アルバムの中で僕の一番好きな曲です。 「生きていく ただそれを 私は選ぶよ」の歌詞に、何度聴いてもぐっと心が締め付けられます。 この曲中の「あなた」は、「ファン」とも受け取れるし、「別れた大切な人」とも解釈出来ます。 最近の騒動で過去の事が蒸し返されていますが、確かに「あの人」のことなのかもしれません。 昨年末に発表されたのも、恒例の歌番組で「友達が夢を叶えた」ことを連想させないでもなく、「FIXER」(=黒幕)というタイトルも、ことさら意味深なものに思えて来ます。 それでも、過去の事は乗り越えて、前を向いて生きていくという力強いメッセージが、アルバムの最後に、力の抜けた、優しい、慈しむような歌声で歌われていて、これが辿り着いた答えなのだと思うと、やっぱり涙があふれて来て、この曲が僕の中でイチオシの曲であることに変わりはないです。 「FIXER」は本当に名盤で、繰り返し聴いても心揺さぶられるような感動を与えてくれます。 もう少しプロモーションを頑張って欲しいのですが、黒幕よろしく、これから何か仕掛けがあることを期待しています。 ■ お気入りのアルバムタイトル： FIXER No. 0007 ■ 魂の「帰省」 Tierra [ 2016年01月10日(日) 19:52 ] この歌は、とにかくやさしい。 明菜さんの歌唱からは、余計な力みなどまったく感じられず、ごく自然体で歌っている。 2002年のライブを最後に、「帰省」という曲は封印されている。 でも、もう、あの頃のように力を込めて歌う必要はないだろう。 「深い眠りの中　今は遠いあなた」 「抱きしめた体も凍えてゆくばかり」 もう、肩を大きく揺さぶって、「目を覚まして」と叫ぶ必要はないと思う。 この腕に抱きしめた身体は、生きているぬくもりを肌が感じていると思う。 「Re-birth」は、川江美奈子さんによるものだが、明菜さんの絶対的信頼感が伝わってくる。 おそらく、この川江さんと新屋豊さんは、明菜さんからのご指名だったのではないかと思う。 多くのことを語らずとも、明菜さんが求めているものを理解できる方々なのではないか思う。 でも、この曲のタイトルは、もしかしたら明菜さんによって変更されたかもしれない。 川江さんは、明菜さんとある共通点がある。 それは、ユーミンのファンであるということである。 そして、松任谷由実時代より、荒井由実時代の方が好きであるということも共通している。 武部聡志さんは、川江さんの詞を、ユーミンに匹敵すると、その才能を認めている。 その武部さんは、かつてユーミンコンサートの音楽監督を務めた経験があり、ユーミンをリスペクトしている。 また、川江さんは闘病で休業したということも共通しているかもしれない。 実は私もユーミンファンであるが、だからといって「私も一緒」とでしゃばりたいのではない。 そうではなく、この歌を聴いていると自然とユーミンの世界を感じる。 詞の内容そのものというより、詞が醸し出す雰囲気なのかもしれない。 私は、この歌を聴いたとき、2009年の「ベルベットイースター」を歌う明菜さんの表情を思い出した。 あの時の明菜さんは、天使のような微笑みを浮かべて歌っている。 初めて観たときは、こんなにもやさしい笑顔があるんだと思って、感動した。 歌い終わりに、明菜さんは少し斜め上を向いて、誰かに話しかけている。 それは、きっと、天国にいる母親に向かって、「お母ちゃん」と声をかけたのではないかと思っている。 私の好きなユーミンの曲で「不思議な体験」という歌がある。 この詞は、亡くなってしまった人と、心を通わせている歌であると解釈している。 いつでも心を送ってくれて、私もあなたを求めていて、心が通い合った今、全てが生まれ変わるという歌である。 「Re-birth」も、亡くなってしまった人の面影を思い浮かべている。 その相手は、明菜さんにとって母親であると思う。 でも、この歌は、他の方々もコメントしているように、母親だけではなく、明菜さんが愛するすべての人たちが含まれていると思う。 この歌は、明菜さんのそんなやさしさが溢れている。 「いつも一緒だよね」 そんな風に、語りかけてくれているように感じる。 だから、「いつも一緒だよ」って、明菜さんに返したくなる。 明菜さんと私たちは、いつも心を通わせていると思わせてくれる。 「生きているぬくもりを　肌で感じる」 「生きているぬくもりを　肌が感じる」 ぬくもりを肌で感じたいと願った今、互いのぬくもりを肌が感じている。 かつて遠くを彷徨っていた明菜さんの魂は、明菜さんを大切に思う人たちの愛によって、帰省した。 この歌は、そんな明菜さんの感謝の思いが込められている。 「生きていく」　 ただそれだけを選んでくれた明菜さんの愛は、とても深く、温かい。 『明菜劇場　FIXER編』　-完- ■ お気入りのアルバムタイトル： FIXER ↓　次のページへ