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その昔、ひょうきん族でお笑いネタとして採り上げられていた物、もしくはご本家のムード歌謡しか知らない方へ告ぐ。
これは別物である、全くの。
ブギ、って言うのかなぁ。明るく軽快で、洒落た編曲に仕立て直している。
原曲の方は、
>めそめそしないわ
>シャボン玉の様な 明るい涙
とは真逆の心持ちを歌った、十二分にウェットな仕上がり。ムード歌謡の王道。
本心は3番の
>お馬鹿さんね
>あなただけを 信じたあたし
>ラブユー 涙の東京
であろう。
一方で明菜バージョン。
>七色の虹が 消えてしまったの
>シャボン玉の様な あたしの涙
>あなただけが
>生き甲斐なの 忘れられない
とは歌い出してみる物の、
>何時迄もあたし めそめそしないわ
>シャボン玉の様な 明るい涙
を地で行こうとする力強さ、足取りの軽さを押し出している。
いいんじゃない、これ。大人のシャレとして通用しますゼ。
これも車に積もう。「誰だぁ〜?」ってクイズに出来る。
・ ・ ・
でもね・・・。
きっと、お得意の、下唇の左側だけ噛んで、
>幸せの星を きっとみつけるの
>お馬鹿さんね
>あなただけを 信じたあたし
って気分だったろうと思う。
また手紙を書くよ、明菜。
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