作　詞　： 岡本真夜 作　曲　： 岡本真夜 収録アルバムタイトル 初版発売日 I hope so 2003/5/14 No. 0002 ■ MASAKI ■ [ 2005年07月31日(日) 08:25 ] 岡本さんの書いた詞には 相手がもうこの世には存在しない、という詞が まれにあったりします。 その楽曲は何故か特に切ないです。 今回、明菜さんに提供された『Rain』もその中の １作品になりました。 岡本さんの提供って知らなければそれまで。くらいに 他のアーティストさんの世界の曲を自分の世界に ちゃんと持ってくる、それが明菜さんですから この曲、いや、この詩の世界は案外、すぐに 入れたみたいで、難なく歌いこなしていますね。 『雨が降ってた』の『た〜』の部分なんて そこの１文字だけの表現には脱帽。 聴いている方もワードとしては『ため息』みたいに感じます。 女性が作った詞、楽曲には特に同姓が作る訳ですから 感情移入が楽なんでしょうか？気持ちが解るからでしょうか？ サラッと歌っているみたいな感ですが 切なさが伝わって、涙腺がちょっと緩みます。 ■ お気入りのアルバムタイトル： I hope so No. 0001 ■ isojin ■ [ 2004年05月23日(日) 02:22 ] 　雨音を辿るようなピアノのリズムと、やがて、追いかけてくるストリングスを柔らかく覆う歌声に、窓ガラスを打つ氷雨の音と…、戻るはずのない“あなた”の姿をガラス越しに求めている女の人の哀しげな顔が浮かびます。 　　　♪あぁ　あなたを想う気持ちは 　　　　春になっても消えない 　繰り返されるこの言葉も、だれもが新しい芽吹きを感じ心が弾む春に、冬のままの凍った心を感じさせ、そして、明菜さんの歌は、「消えない」の「な」の音を２回目では「きえなぁい」と１回目よりもと心持ち長くとることで、消し去りがたい想いを聴く人に更に印象づけるのです。 　　　♪嫌いになったわけじゃないよ 　　　　そんなこと言わないで…　待ってしまうから 　わかり切った偽善の言葉に、「でも信じたい」と思う心を抑え、顔を背けながら、懇願しているかのように歌う。この「言わないで」の部分の歌い方は、もう、“官能的”と言ってもいいほど…。 　　　♪春が過ぎても消えない 　　　♪春が過ぎても消せない 　文字の上では僅かな言葉のちがいでも、明菜さんによって消せそうとしても消せない心の苦しさが切々と歌われます。 　ただ聞き流してしまえば単調に思える曲も、明菜さんは“大事に、大事に”歌っています。そして、こんなにも切ない歌に仕上げています。 ■ お気入りのアルバムタイトル： Ｉ　ｈｏｐｅ　ｓｏ