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今日久しぶりにこの曲を聴いて、ふと最近テレビで流れてるコマーシャルが頭をよぎった。
あれは政府広告機構とかいった機関のＣＭだと思う。
「『命は大切だ』と何万回言われるより『貴方が大切だ』と言われたほうが生きていける」
この様なことだったと思う、確か『うつ（鬱）』をサポートするようなＣＭだと思ったが。
アルバム「I hope so 」中の一曲で明菜さんが作詞した曲である。非常に寂しいというか悲しくなるよな切ない曲です。明菜さんの歌唱はファルセットを多用してこの切なさのようなものをさらに強調させているように思う。
生きていくうえで世の中は決して全て上手くいったり楽しかったりするものではないだろう、しがらみや裏切り、誤解などでいろいろ悩み、葛藤や悲しみは常に有るのではないだろうか。
雨の降る日は特にそのような気持ち襲われるが、また雨音を聴くとそんな気持ちが癒されたりするから不思議である。この曲もそんな気持ちの襞に触れて癒してくれるような曲です。
詞は多少抽象的で全体に詞の脈絡に難解な部分があるが言わんとしている事は良くわかる。悲しみばかりの今の境遇にもひとつだけ心を支えている思い出、或いは希望がある。
恋愛なども結末は悲しい結果に終わっても、心から愛した時もあったことを思い出せれば前向きになれるのではないのか、ひとりの人に多くの情熱を注ぐことができた自分への満足感に充たされることができれば其れは良かった恋愛でしょう。（残念ながら今の世の中はこういう重い愛は敬遠されるようですが。）
この曲もそんな気持ちを歌ったように思う。♪深く胸に抱いたいとしさは 私に勇気まであたえてた♪
♪とめどなく流れてく涙に 悲しいほどただ虹をかける♪
滂沱の悲しみの涙を流しても悲しみの中にある種の希望を持つ心の強さを得た主人公がいるように思う。
最後のフレーズ♪虹をかける♪に作詞者（明菜さん）の気持ちが詰まっているのでしょう。
冒頭に書きました・・・『貴方が大切だ』の言葉、確かにこんなことを女性に言われたら生きていけるだろう。
そして飲み過ぎてしまうかもしれない、有頂天なって・・
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