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Deseo。スペイン語で「欲望」とか「願い事」という意味だという。デザイアーと同じ語源ですねたぶん。
このアルバムの中で一番インパクトを感じた曲。初めは取っつきにくいメロディーだとしか思えなかったが繰り返す内に宗教的な曲のようにも感じてきた。
スペインってイスラムの影響もあったと思うが、イスラム的なメロディ?とも感じるのは勘違いだろうか。
Resonanciaのジャケットは明菜に絡み合う数多くの手たちの写真。
それが暗示しているのか、曲の多くに男性の歌、コーラス、ラップが入っている。
二曲目の Eyes on You、シングルでもあるTHE HEAT、インスト曲のResonanciaにはスペインの男達の声だろうか。そしてこのDeseoと。
なかでもこの曲のラップは印象深い。ぶっきらぼうな男性の声とリズム。対比するような明菜の儚げで官能的な歌声。
歌詞をあまり気にしないで聴いているうちは、なにか念仏のような雰囲気すら感じたのだが、改めて歌詞を文字で読めば「むさぼる二人」そのものの情愛の世界だ。
ラップでは、「欲望、欲求、ロックオン 」「聳え立つ俺の金字塔 」ですからね。
しかも作詞者には「Miran Miran」の文字が。 すごいです。
私は去年からの新参者ファンなのですが、初めに購入したアルバムが「I hope so」でした。同時期に購入したのは「Cruise」でしたが、これらと比べると、Resonanciaは、、、
まったくもって同じ人の作品とは思えないくらい違っている。けれど、、「私、こんな顔もあるんだよ」「これもいいでしょ?」と言われているような。
2002年発売のResonancia。翌2003年が「I hope so」ですからね。今年になるまで買わないでとっておいてよかったかも。
こんなのを聴いてしまうと、今待たれているニューシングルとオリジナルアルバムへの期待値が自ずと上がってしまいます。
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