| 【明菜の唄は詩情を刺激する】～AkinaEnaさんが述べられた《「文学の原型」を復活させた弾き語り 》の内容によって気付いたこと～
①：「自称老詩人」の私は、かつて『明菜の唄の中に浸っていると、自分の詩情が突然湧き上がって来る』と述べました。何故そんな風になったのか？
②：AkinaEnaさんが《「文学の原型」を復活させた弾き語り 》 で述べられた内容を興味深く拝読するプロセスの中で、私なりに 気付いたことがあり、以下に綴る事にします。これこそが、①の問に対する解答だと気付いたわけです。
かつて私は『ショパンが ピアノを奏でる詩人ならば 明菜は 唄を奏でる詩人である』と述べましたが、これが確信に変わったと云うことです。
更に又、明菜は『歌唱法において、新しいカタチの詩的な情感・情念・メッセージ等を啓示し、さらに芸術的な素晴らしい革新（＝多彩な歌唱表現の可能性）』を図ったということも、確信に変わりました。
私の表現によれば、私の感受性が《明菜の歌う唄によって、「文学の水源」から溢れ出る『新しいカタチの詩的な情感・情念・メッセージ』》を受け取ったので、『明菜の唄の中に浸っていると、自分の詩情が突然湧き上がって来る体験』をした訳であります。
明菜は歌詞に隠されている『詩的な情感や情念やメッセージの移り行く生の姿』を、自分の心の中に引き入れて、唄の主人公の意思（＝思い浮かぶ考えや意図）をそのままに、観客へ伝える。
『詩的な情感や情念やメッセージの移り行く生の姿』は、「未来」と「過去」のような、相反するものが混沌と繋がっている状況が多いから、明菜の場合、「未来」と「過去」のような、相反するものが混沌と繋がっている状況でも、表現が成り立っている。
そう云う《すべての事物を生みだすことのできる根源となる混沌（こんとん）の状態から産まれ出る表現力》、 そんな風に表現できること、そこが凄いのである。
且つ又、私の表現によれば、そう云う《すべての事物を生みだすことのできる根源となる混沌（こんとん）の状態》は、詩・音楽・唄・絵画・演劇等の芸術的表現の源となるのです。
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